チチカカ湖、トトラが茂るコアタ川デルタCoata River Delta with totora reed, Titicaca Lake |
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プーノ市街の北にある丘から東方、チチカカ湖のプーノ湾方面を望んだ景観である。 足元のペルーレイルに沿う畑がある狭い低地の向こうに、広大な湿地がひろがっている。 チチカカ湖に注ぐ川のうち2番目の流量をもつコアタ川のデルタである。 プーノ湾の半分以上を占めるこのデルタには、トトラとよばれる背の高い水草が密生している。 深さ2~3mの水底から伸びる背丈4~5mの葦のような植物であるが、葦が属するイネ科ではなく、カヤツリグサ科の植物である。 先住民ウル族の人々は、この草を重ね合わせて多数の浮島(ウロス島)をつくってその上に住み、家屋や船(いわゆる葦船)もつくっている。 その様子はチチカカ湖最大の観光資源である。 写真左遠方に、優美な織物がユネスコ無形文化遺産に指定されているタキーレ島がややかすんで見え、その手前の中央部から右にかけては、チュクイト半島とそれに抱かれたプーノ湾の水面がわずかに見える。
2011年9月13日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-15 46 45.51, -70 1 55.61 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 97°
PanoraGeo-No.335 🔍拡大