サンタカタリーナ州のジェラール山脈Geral Mountains (Serra Geral) of Santa Catalina |
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パラナ州中南部からサンタカタリーナ州にかけて、南東方向に伸びてきたジェラール山脈(セラジェラール)は、サンタカタリーナ州南部から南では南西方向、すなわち、海岸に並行して走るようになる。
写真はサンタカタリーナ州南部、ラウロミュラー市郊外の丘陵地から西を向いて、標高 1400m 前後で一部に雲を頂くジェラール山脈を望んだものである。
この付近ののジェラール山脈は、パラナ州と同様、中生代白亜紀の玄武岩質溶岩層(セラジェラール層)がつくるケスタであるが、高さ 1000m 前後の崖が 150㎞ にわたって連続するという壮大さである。
サンタカタリーナ州はリオグランデドスール州に次ぐブラジル第2の石炭産地で、ラウロミュラーはその中心地である。
この写真でジェラール山脈の麓にひろがる丘陵地は、セラジェラール層の下位に横たわる古生代石炭紀の層からなっており、ブラジルの石炭のほとんどは、南部地方のこの地層から採掘される。
クリシウーマ市を中心とするサンタカタリーナ州南部海岸部の都市群は炭田都市圏(カルボニフェーラ都市圏)と呼ばれている。
1998年7月20日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-28 22 54.97, -49 26 13.40 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 306°
PanoraGeo-No.359 🔍拡大