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ブラジル南部高原の温帯草原Temperate grassland of Brazilian Southern Highland |
randum
テーマ 24 温帯のブラジル12 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
サンタカタリーナ州のジェラール山脈の急な崖を登りきると、突然、写真のような草原の高原に出る。 中生代の玄武岩質溶岩層(セラジェラール層)がつくるケスタの背面にひろがる温帯草原のサンジョアキン草原である。 谷沿いや谷頭などにはパラナマツの木立がみられるが、あとは灌木などが混じらない草だけの原野である。 ブラジルでは、このような原野を、「きれいな原野」という意味のカンポリンポ(Campo limpo)とよんでいる。 多かれ少なかれ灌木が散在するサバナ(熱帯草原とよばれることもある)とは大きく異なる温帯草原の特徴である。 サンタカタリーナ州南部からリオグランデドスール州北部にかけては、このような温帯草原の地区とパラナマツが優占する常緑混合林の地区とが入り混じって、ほぼ半分ずつ分布している (参照:温帯のブラジル植生図)。
1998年7月20日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-28 21 28.62, -49 35 24.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 49°
PanoraGeo-No.360 🔍拡大