アコンカグア川とその上流のフンカル川の深い谷底をたどってきたパンアメリカンハイウェーは、国境の峠に至る前に、このヘアピンカーブが続くロス カラコレスの坂を登る。 標高 2200m から 2800m への急登で、チリの主要コンテナ港バルパライソを往復する多くのトレーラートラックにとっては最大の難関である。冬には雪で通行が困難になることもある。
正面の山の麓近くにある白い帯は岩脈で自然の産物であるが、よく見ると、その下の谷底近くを、崖錐の裾を削って、アンデス横断鉄道の線路が通っている。 この鉄道にとってもここは最大の難所で、大きく遠回りしながら登ってくる(地図参照)。 また、急勾配を克服するため、この区間にはアプト式の線路が敷設されていた。
2003年8月28日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-32 51 31.93, -70 8 33.64 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 226°
PanoraGeo-No.388
テーマ 27. アンデス越えパンアメリカンハイウェー P.5 で使用