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サンショ湾のビーチ

波の静かなサンショ湾のビーチ

Beach in Sancho Bay with quiet waves

 フェルナンドデノローニャ島の南西の端まで行って景勝地を一通り観覧した遊覧船は帰路につく・・・というのが大半の日本の遊覧船であるが、ブラジルの人はこれでは満足しない。 「覧」だけで「遊」がないと「遊覧船」とは言わないらしい。遊びを求めて、船は途中で向きを変え、サンショ湾に入って行った。
 サンショ湾はこの島で最も深く湾入した湾のひとつで、南東貿易風の島陰で波の穏やかな「内の海」の中でもひときわ静穏な海面がひろがっており、シュノーケリングや海水浴の適地である。 背後にアンカラトライト溶岩の垂直な岸壁(海食崖)がそびえる美しい砂浜はウミガメの産卵地なので、産卵期(1~6月)には夜間立ち入り禁止になる。とくに、ウミガメの一種、アオウミガメの産卵は、 ブラジルではこの島をはじめとした大西洋の二、三の島に限られているといわれ、貴重な場所である。

2007年3月29日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-3 51 14.32 -32 26 39.64 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 132°

PanoraGeo-No.39

テーマ 19. フェルナンドデノローニャ島 P.10 で使用

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