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アタカマ高地の位置 |
アタカマ高地はアルティプラノ(ボリビア高原)の南に続くアンデス山脈中軸部の 高地である。標高はおおむね3000m以上で、各所に6000m級の山がそびえている。 高地の西部はアンデスの西コルディレラ山脈(西山系)に属し、高山のほとんどは火山である。 一方、高地の東部は、おもに古生代の海成層からなる東コルディレラ山脈(東山系)に属している。 これらの点はアルティプラノと同じであるから、アタカマ高原はアルティプラノの一部とみなされることもある。 しかし、東西両山脈の間にアルティプラノのような広大な平原が存在しないので、区別されることが多い。 アタカマ高地はアンデス山脈でもっとも乾燥した砂漠地帯である。高地はいくつかの流域に分かれるが、 すべてが海への出口をもたない内陸流域(内部流域)である。 アタカマ高地とその西に接するアタカマ砂漠中核地域と合わせると、東西400~500㎞の幅の砂漠になる。 ただし、アンデスの東斜面やサルタなどの街がある東の山麓は砂漠ではなく 緑豊かな土地であることは、この衛星写真でも認めれる。 |
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