randum
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ベレン市郊外のアバエテツーバ島の水路沿いに住む河畔住民の家である。
この付近の川の水面は潮の満ち干に伴って水位が刻々と変動する。
家の前に横たわる丸太は浮力の大きなミリチヤシの幹で、満潮時に水位が上がった時には
浮き桟橋になる。潮間帯に堆積した粘土は足を踏み入れると抜けなくなるくらい深く軟弱なので、
干潮時でも水辺に行くにはこのような丸太が必要である。家の周りに多数生えている細い木は
アサイヤシで、幹に竹の節のような縞模様をもつのが特徴である。アサイの実のジュースは
健康食品ブームにのって需要が増えつつある。家の前の河岸にあり、根元から1~2mのところで
切断されている数本の太い木は、今は使われなくなったパラゴムの木である。
地域の産業がゴムの時代からアサイの時代に変わったことを象徴している。
1993年7月24日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-1 45 47.52, -48 57 0.36 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 297° |
PanoraGeo-No.42 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 1/1 ⇒NEXT |