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小貝川母子島遊水地 1 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
このテーマである茨城県西部の筑西市、母子島(はこじま)
遊水地から 20㎞ ほど南に行った付近を南流する小貝川である。対岸(東岸)がつくば市、
手前(西岸)が常総市である。この付近では、小貝川が昔の常陸国と下総国の境界で、
対岸が常陸、手前が下総であった。
平常時の小貝川は、この写真のように、濁った水を静かに流す穏やかな川であるが、
これまでに何度も大水害を起こしたことがある。
2015 年9月の東北・関東豪雨の際も、この川の氾濫が第一に心配された。しかし
西を並行して流れる鬼怒川の方で越水と決壊が発生し、両河川の間の幅2~4㎞ の
低地約 40 平方キロが浸水する大災害となった。いわゆる常総水害である。 右遠方に見える筑波山は、日本百名山で最も低い山であるが、 関東平野の東の端にある孤立峰なので、江戸(東京)からもよく目立つため、昔から 「西の富士、東の筑波」と並び称されてきた。筑波山はさまざまな方向から 特徴のある形で眺められるが、この写真は、南南西の東京から見た筑波山と ほぼ同じ姿である。二つの峰がある双耳峰で、左(西)が男体山、右(東)が最高点 877m のある 女体山である。 写真は、2014 年、圏央道の小貝川橋を建設中の時のものである。圏央道のつくば中央~境古河間は、 水害や地盤の悪さなどが原因で建設が予定よりだいぶ遅れ、2017 年2月末に開通した。 2014年5月4日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 4 40.71,+140 0 15.66 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 14° |
PanoraGeo-No.448 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 1/18 ⇒NEXT |