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ラテライト層位のある土壌断面

ラテライト層位のある土壌断面

Soil profile with laterite horizon

 アマゾナス州パリンチンス郊外の台地(テラフィルメ)の斜面にみられる土壌断面で、台地の地表から2番目の、やや灰色でゴツゴツした感じの部分がラテライトの発達した層位である。 ここから落下したラテライトのブロックが水辺に多数横たわっている。 このような土壌はラトゾルとよばれる。「ラテライト性土壌」といわれることはあるが、これはラテライトいう物質を含んだ土壌という意味であって、ラテライトという土壌という意味ではない。 地表に黒っぽい色をした腐植層がないかあってもごく薄いのがラトゾルの特徴である。 赤色土ともよばれるように、表土が赤いのがふつうのラトゾルであるが、アマゾン地方には、写真のように黄色味が強い黄色ラトゾルとよばれるものが多い。

2005年3月8日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-2 48 50.81, -56 47 13.05 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 293°

PanoraGeo-No.45

テーマ 13. ラテライト P.3 で使用

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