![]() レンソイスマラニェンセス国立公園の海岸砂丘Coastal dunes in Lençóis Maranhenses National Park |
テーマ 25 ブラジルの"風"景 P.12 の画像 (拡大:画像クリック) |
敷布のシワシワは空から見た砂丘によく似ている
ブラジル北東部地方(ノルデステ)北海岸の強風地帯には多くの砂丘が並んでいるが、その西の端にあるレンソイスマラニェンセスはブラジル最大の砂丘地帯である。 海岸沿いに 70km 続き、内陸への幅は最大 25km に達する。この砂丘地帯の 1566 km2が国立公園に指定されている。
この砂丘は、砂の豊富な砂浜と海から吹く強い風がつくった海岸砂丘である。 雨の少ない砂漠の砂丘でないことは、砂丘に覆われていない部分に緑豊かな土地が広がっていることから明らかである。 この付近の気候は、最少雨月の降水量が数 mm という厳しい乾季はあるが、年降水量は 1600mm 前後あるサバナ気候である。
三日月型のバルハン砂丘が横に連接した、擬バルハン型と呼ばれる砂丘が 50~60 列並んでいる。 この型の砂丘は、バルハン砂丘と同様強い風が吹くところにできるが、バルハン砂丘より砂が多量に供給されるところに形成される。
その名のマラニェンセスは「マラニョン州の」の意で、レンソイスは敷布(シーツ)を意味するレンソール(Lençol)の複数形である。 高いところから見ると、皺くちゃになったシーツのように見えるからそうよばれるらしい。
1993年8月10日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 49 29.80, -43 0 17.45 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 352° 写真中心位置:-2 33 29.77, -43 2 22.04 (Google Map)
PanoraGeo-No.48 |