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シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園の北の縁を通る国道 242 号(サルヴァドール-ブラジリア街道)に沿う一帯の地質断面模式図で、図の左が西、右が東である。中央部の高まりが中期原生代の砂岩・礫岩層(トンバドール層)からなるシンコラ山脈で、その西の山麓におもに石灰岩からなり、多数の鍾乳洞があるウーナ層群のイレセー台地がある。シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園観光の基地であるレンソイス市は東の山麓にある。 この付近の地層は大きく褶曲し、シンコラ山脈はその背斜部にあたっている。 地層の背斜部は岩石に割れ目が多いなどのために侵食を受けやすいことが多い。シンコラ山脈の背斜部は侵食を受けてセルカード谷やカポン谷になっている。このような谷を背斜谷という(右の図参照)。 パイ イナシオの丘はこの背斜部の西翼が残った丘であり、カメロの丘はセルカード谷の中に削られ残った残丘である。 出典:Schobbenhaus, C. et al. eds. (2002): Sítios Geológicos e Paleontológicos do Brasil, p.310 |
褶曲山地の侵食地形:背斜谷と向斜山稜
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テーマ 12. シャパーダって何だ? P.3 の資料 |