パンタナールの牧場ファゼンダRanch Fazenda in the Pantanal |
テーマ 39 野鳥の楽園パンタナール P.9 の画像 (拡大:画像クリック) |
ブラジルだけでも 14万km2 あるという広大なパンタナール湿原のうち自然保護地になっているのは、パンタナールマトグロセンセ国立公園(1350㎞2)、 タイアマン(Taiamã)生態ステーション(116㎞2)およびセスキ(SESC)パンタナール民営自然保護地(879km2)程度で、そのほかの部分では民間の牧場化が進み、数千という牧場ファゼンダがつくられ、おもに牛が放牧されている。 パンタナールにおける牧牛は、クイアバ川流域におけるゴールドラッシュが契機で、それが収まった後は、パラグアイ川を通じてのシャルケ(塩漬け干し肉)と皮革の輸出地として発展した。 しかし、土壌が劣悪で飼料となる草が十分でないため、1頭の牛につき4ヘクタールくらいの土地が必要で、その結果、牧場の広さは平均して1万ヘクタールと大規模にならざるを得ない*1)。
*1) EMBRAPA(2007):Pecuária de Corte no Pantanal Brasileiro: Realidade e Perspectivas Futuras de Melhoramento, p.10.
2003年8月14日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-16 56 0.35, -56 53 2.10 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 187°
PanoraGeo-No.557 |