横浜港新港埠頭のハンマーヘッドクレーンHammerhead crane at New Port Pier in Yokohama Port |
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ハンマーヘッドクレーンは、新港埠頭の建設(1899~1917 年)中の1914 年に完成した日本最初の港湾荷役用クレーンである。 新港埠頭の岩壁とこのクレーンの完成によって、それまでの艀(はしけ)による沖合の船との人力の荷役から、接岸した船との間での電動クレーンによる重量物の荷役へと変わった。 同時期に同様のクレーンが5基イギリスから輸入されたが、長崎、佐世保、呉、横須賀などに導入されたものは海軍が造船用に使用するものであった。 横浜のクレーンは強固な基礎の上に設置されていたため、 1923 年の関東大震災でも被害を免れた。 1970 年以降、海上貨物のコンテナ化が進につれ、船荷の積み下ろしは本牧埠頭や大黒埠頭などへ移って行き、ハンマーヘッドクレーンは、2001 年、88 年間の役割に幕を閉じた。 日本における大型クレーンによる荷役の先駆けである点や耐震技術の高さなどの点が評価され、 2018 年には、「横浜港ハンマーヘッドクレーン」として土木学会選奨土木遺産になっている。
2023年3月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+35 27 23.08, +139 38 37.54 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 289°
PanoraGeo-No.671 🔍拡大