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宇都宮市東部地域の都市化

宇都宮市東部地域の都市化

Urbanization in the Utsunomiya East area

 宇都宮市の JR東北本線から鬼怒川までの地域(東部地域)の都市化を示す新旧3枚の国土地理院地図である。
(A)1934 年(昭和9年)発行:第二次世界大戦以前のこの地図では、宇都宮の市街地は東北本線の西側に偏り、東側にはごく一部を除いて見られない。 東地域の土地利用は、地形の違いを反映して、西から東へ、東北本線の駅に近い一帯(田原段丘面)は水田、その東(宝木段丘面)は畑と森林になり、鬼怒川に近い地帯(最低位段丘面と氾濫原)には水田に囲まれて多数の集落が分布している。
(B)1981 年(昭和 56 年)発行:1960 年代に始まった宇都宮工業団地の造成を契機に、国道4号が通り、そのバイパスの建設も始まった。また 1977 年の鬼怒通り開通など、市街地道路も整備されてきた。1970 年のいわゆる線引きによって市街化区域になった駅寄りの二つの地帯で住宅が増え始めた。この図では予定線になっている東北新幹線の開通は 1982 年。日本経済が最も高揚した時期の地図である。
(C)2024 年(令和6年)の地理院地図には、2023 年8月に開通した宇都宮芳賀ライトレール線も表示されている。駅寄りの二つの地帯は全体的に市街地化が進んだ。

資料:今昔マップを通して新旧の地理院地図を閲覧

テーマ 45. ライトライン体験乗車 P.2 の資料

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