超低床電車、宇都宮のライトラインの車内Inside the ultra low-floor tram LIGHTELINE of Utsunomiya |
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3両編成のライトラインの2両目(手前)と3両目の内部の写真である。
2両目の車両(中間車両)には写真手前左のようにベビーカーや車いすの人が利用できるフリースペースがある。
写真手前の右端は出入り口で、乗車時には IC カードを下の緑のリーダーにタッチ、下車時には上の黄色のリーダーにタッチする。
出入り口近くの床にある黄色の線は、出入り口に向かってスロープになることを注意するもの。
ライトライン客室の床面は地面から 36㎝、出入り口は 30㎝ と6㎝ の差があるのでその間は緩やかなスロープになっている。
この床面や出入り口は JR の車両や普通の路面電車に比べるとかなり低い。
乗降の便利のためにこのように床面を著しく低くした電車を超低床電車(ちょうていしょうでんしゃ)と言い、近年の路面電車にはひろく採用されている。
超低床電車にも床の一部が高い部分超低床電車とこの写真のように全面が低い 100 %超低床電車がある。
もちろん、後者でも直径 66㎝ の車輪が床下に収まるはずもなく、車室に飛び出しているが、その上に座席を配置するなどしてカモフラージュしている。
100 %超低床電車は 1993 年にブレーメン市に導入されたドイツ製のものが最初と言われ、この後、様々な型の超低床電車が開発され、日本の国産車もある。
しかし日本の多くの都市がこのブレーメン型の超低床電車を導入している。
古いものでは 1997 年の熊本市、2002 年の岡山市、2004 年の富山県高岡市などがあり、良く言えばロングライフ商品、悪く言えば、原産国ドイツではもはや生産終了なのでアウトレット商品である。
ライトラインもブレーメン型超低床電車で、新潟トランシス社(旧新潟鐵工所)がドイツの会社からライセンスを得て製造したものである。
2024年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 33 18.04, +139 56 21.70 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 220°
PanoraGeo-No.714 🔍拡大