ライトライン運行の「司令塔」、平石The "control tower" of LIGHTLINE operation, Hiraishi |
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宇都宮駅東口から鬼怒通りを東へ約3㎞、ライトラインの⑥宇都宮大学陽東キャンパス停留場を少し過ぎたところで、街並みが突然途切れて田園地帯になる。
その境目は宇都宮の市街地が立地する2段の河岸段丘のうち高い段丘*1)の段丘崖で、崖の高さは7~8mある。
ここまで鬼怒通りの真ん中の併用走行区間を走って来たライトラインは、この崖の高度差をうまく利用した高架線で鬼怒通りを跨いで専用走行区間に入る。
その高架線がこの写真のようにしだいに低くなって、低い土地に着地したところがこの写真の⑦平石停留場である。
快速電車が運行される場合にはここが追越し場所になるので、線路が複雑に分岐している。
平石にはライトラインの車両基地や運営会社「宇都宮ライトレール株式会社」の本社ビルがあり、いわばここはライトラインの司令塔である。
車両基地に必要な広い土地は、市街地化が進んだ高い段丘の上には見つけにくいので、司令部は平石の低い土地になったのであろう。
ただ、低い土地とはいっても鬼怒川低地(氾濫原)よりは3mほど高い最低位段丘の上なので、2019 年の千曲川堤防決壊で多くの新幹線車両が水没したようなことが起こる可能性は小さい。
*1)宇都宮芳賀ライトレール線沿線の地形の(2)宝木(たからぎ)段丘面を参照
2024年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 33 17.75, +139 56 20.84 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 287°
PanoraGeo-No.715 🔍拡大