清原工業団地を縦貫する清原中央通りKiyohara Central Street that runs through the Kiyohara Industrial Park |
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鬼怒川を挟んだ約5㎞の田園地帯の専用走行区間を過ぎて宝積寺台地にあがると、下りのライトラインは再び路面電車になって⑪清原地区市民センター前停留場に着く。
清原工業団地は 1970 年代に造成され、当時としては国内最大規模だった内陸型工業団地である。面積 387.6ha、2022 年時点で 35 社が操業し、従業者数は 13600 人(非常勤・派遣を含む)という規模である*1)。
清原地区市民センター前停留場は清原工業団地の中央に位置し、工業団地を南北に縦貫する清原中央通りとの交差点にある。
下りのライトラインは停留所を出ると路面電車の小回りを生かして左に 90 度曲がり、清原中央通り沿いの専用走行区間に入り北上する(このテーマ冒頭の路線図では併用走行区間になっているが実態はバラスト軌道の専用走行区間である)。
写真はその反対に、清原大通りを左から南下して来てこれから右折して停留所に入る上り宇都宮駅東口行きのライトラインである。
写真左端の2枚の青い看板はトランジットセンター(乗り継ぎ拠点)の入口を示している。
これは各種の交通機関でここまで来て、ライトラインに乗り換えて宇都宮都心に向かう人のための施設である。定期バスやタクシーの乗り場、駐車場、駐輪場、待合所、トイレなどがある(参照:清原地区市民センター前トランジットセンターの画像*2))。LRT (次世代型路面電車システム)ならではの施設である。
なお、清原中央通りは、近い将来、国道 408 号の一部になるはずの道路である。
この国道は千葉県成田市から茨城県の筑波研究学園都市を経由し、ここを通って宝積寺で国道4号に入るもので、東関東から東北地方へ抜けるには便利な道路。
他県の人も、このトランジットセンターに駐車(無料)、ライトライン 300 円で宇都宮の都心へ・・・というトランジットを知っておいて損はなさそう。
*1) 清原工業団地総合管理協会(2022):清原工業団地概要
*2)芳賀・宇都宮LRTホームページ p.12 の画像を原図にしてトリミング、加筆
2024年3月21日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 32 51.76, +139 59 4.54 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 21°
PanoraGeo-No.721 🔍拡大