シャパーダ・ジアマンチーナ、シンコラ山脈のメサ群Mesas in the Sincorá Mts.(Serra do Sincorá), Chapada Diamantina |
テーマ 12 シャパーダって何だ? P.1 の画像 (拡大:画像クリック) |
ブラジルのバイア州の州都サルヴァドールから350㎞ほど内陸には、シャパーダ・ジアマンチーナ(ジアマンチーナ台地)という景勝地がある。 堆積岩からなる台地を意味するシャパーダ(Schapada)という地形名がついてはいるが、ジアマンチーナという大きな台地があるわけではない。 シャパーダ・ジアマンチーナとは、この写真のように、小さなシャパーダ(台地あるいはメサという地形)が多数立ち並ぶ山地の通称で、ブラジル地理統計院(IBGE)の地形区分図ではジアマンチーナ山地(Serras da Diamantina)とされている。 この山地はいくつかの小さな山脈に細分される。 そのうち観光の中心になっているのは、南北に約150㎞のびるシンコラ山脈(Serra do Sincorá)で、その2/3くらいがシャパーダ・ジアマンチーナ国立公園に指定されている。 1844年にダイヤモンド(ジアマンチーナはポルトガル語で「ダイヤモンドのように輝く」の意)が発見され、その後多くの山師が押し寄せたのも、このシンコラ山脈である1)。 写真はシンコラ山脈の北部にあり、アクセスが容易なパイイナシオの丘(Morro do Pai Inácio)の頂から見下ろしたセルカード谷(Vale do Cercado)である。この地域は国立公園の域外ではあるが、シャパーダ・ジアマンチーナを代表する景観が展開している。
2007年3月6日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-12 27 28.01, -41 28 17.40 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 22°
PanoraGeo-No.80 |