Rio Madeira, muddy river randum


色はいろいろ
アマゾンの川たち
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大量の土砂を含んで流れる濁り川マデイラ
Muddy Madeira River transporting large amounts of sediment

ブラジルとボリビアの国境を流れるマデイラ川を、上流を向いて撮影した写真で、 右がボリビア、左がブラジルである。ともに遠いアンデス山脈を源流とするマモレ川とベニ川 という二つの大河が合流してマデイラ川という名になってから約 100㎞ 下ったあたりで、 川幅は 700m~1㎞ ある。マデイラ川は、これからブラジルのロンドニア州内の早瀬の多い 区間を 250km ほど流れ下って同州の州都ポルトヴェーリョに至り、さらに 1100km でアマゾン川に合流する。 マデイラ川は流域面積および流量などの点でアマゾン川最大の支流で、 泥で濁ってミルクコーヒーのような色の水が流れる典型的な「白い川」である。 マデイラ川の土砂流出量はアマゾン本流(ソリモンエス川)より多く、 アマゾン川が大西洋に流し出す土砂の半分近くを占めており、アマゾン水系の大河の中ではもっとも 濁りの濃い川である。マデイラ川やアマゾン本流のような「白い川」のほとんどは、アンデス山脈を 源流としており、土砂の大部分はアンデスから流れて来たものである。
2007年3月21日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-9 40 16.15, -65 26 22.37 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 112°
PanoraGeo-No.153     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 2/22 ⇒NEXT