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熱帯の地学(1) 5 <ビーチロック> BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
熱帯に特徴的な海岸地形としてはサンゴ礁がすぐに頭に浮かぶが、
この写真の岩礁はサンゴ礁ではなくビーチロックという地形である。ビーチロックは
昔の砂浜が石灰などで固結してできるもので、熱帯から亜熱帯の海岸に多く見られる。
写真の岩礁は、ブラジル北東部地方(ノルデステ)の中心都市レシーフェの
ボアヴィアージェン海岸にあるビーチロックである。ポルトガル語では、岩礁のことを
レシーフェ(recife)というので、この岩礁はこの都市の名前の起源である。
レシーフェのレシーフェ(ビーチロック)は、は現在の砂浜からやや離れた沖合を
海岸線と平行に走っている。満潮時には水没するが、干潮時には、この写真のように、
外海を隔てる防波堤のようになる。その内側に巨大な天然のプールが出現し、
海水浴には絶好の場となる。レシーフェの港もこの岩礁を自然の防波堤としてつくられている。
1979年12月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 8 1.51, -34 53 59.16 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 27° |
PanoraGeo-No.165 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 5/18 ⇒NEXT |