![]() |
randum
![]() ![]() ![]() 色はいろいろ アマゾンの川たち 1 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
どういうわけか地元の人たちが「白い川」あるいは「白い水の川」
という泥で茶色に濁った川の特徴は、沿岸に氾濫原とよばれる平坦な低地を伴うことである。
氾濫原は「白い川」の水が運ぶ大量の土砂が川沿いに堆積してできる。氾濫原の川の流路の近い部分には、
たくさんの土砂がたまって自然堤防という列状の微高地ができ、川から離れたところは、
自然堤防よりやや低い後背湿地になる。
写真はアマゾン川中流部に並行して流れるラモス川とその沿岸の地形である。ラモス川はアマゾン川から
いったん分かれた後再びアマゾン川に合流するバイパスのような水路(パラナー Paraná、側流)なので、
当然アマゾン川と同じ泥で濁った「白い川」である。その沿岸には写真のような自然堤防をもった
氾濫原がひろがっている。6月の最高水位から水位が下がり始めた8月上旬、水が引いた自然堤防の上に
は牛が放牧されている。自然堤防の草はほとんど食べ尽くされているのに対し、後背湿地には青々と草が
茂っているのは、まだ水が残っていて牛が入って行けないためである。
2002年8月7日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 5 11.87, -57 53 55.59 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 225° |
PanoraGeo-No.184
![]() |
直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 1/22 ⇒NEXT |