San Andreas Fault in the Carrizo Plain

カリーゾ平原のサンアンドレアス断層

San Andreas Fault in the Carrizo Plain

randum


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サンアンドレアス断層
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 サンフランシスコとロサンゼルス両国際空港を直線で結ぶ航空路のほとんどの区間がサンアンドレアス断層に沿ってのびている。 サンフランシスコ離陸直後に、1989 年の大地震(M=7.1)の名となったロマプリータ(Loma Prieta)山の上空を通り、両市中間付近では、M=6.0 前後の地震が 20 年置きくらいに繰り返し起こることで有名なパークフィールド(Parkfield)という小さな村*1)、 次いで、この写真の天然記念物カリーゾ平原(Carrizo Plain)で、画面下部を左右に延びる線状の地形がサンアンドレアス断層線である。 東から西に向かって眺めたもので、これを境に南西(写真では上)の土地が北西方(写真では右)へずれる右横ずれ断層である。 1857 年に起きた合衆国最大の地震の一つといわれるフォートテジョン地震(M=7.9)では、カリーゾ平原で 9m の横ずれが記録されている。 成田からロサンゼルスへの定期航空便の窓から、注意していれば、このような景観を観察することができる。

*1) 岡田義光(防災科学技術研究所):パークフィールド地震について

1997年7月25日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+35 10 30.49, -119 32 49.96 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 233°  写真中心位置:+35 6 16.75, -119 39 39.91 (Google Map)

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