![]() |
randum
![]() ![]() ![]() ペルーレイル 13 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る |
ペルーレイル、アレキパ行き観光列車の最終コースは、標高 4100mの高地から 2300mの
アレキパ谷へのダウンヒルである。標高 2700mあたりまで下りてくると、眼前に広い平野と市街地が展開する。
写真左端には、チャチャニ火山の南西麓にできた寄生火山(パンパデパラシオ)の溶岩流末端の急斜面がある。
その麓から写真右へ緩やかに傾斜する平坦地には、アレキパ市の郊外都市ユラ市の新興市街地が
広がっている。この平坦地の大部分は、チャチャニ火山の前身の新第三紀ないし第四紀初期の火山が
噴出した軽石流堆積物からなる台地である。この軽石流は自身の重さと熱によって固まり、イグニンブライト
(溶結凝灰岩)になっている。日本のシラスに近いが、それよりはるかに古く、溶結の程度も高い。
「白い都市」アレキパの多くの建物をつくっているシリャル(Sillar)とよばれる石材は、まさに
この岩石である。その主要産地は、この写真の台地の一角にあるアニャシュアイコ・シリャル採石場
(Canteras de Sillar Añashuayco、
Google Map)で、観光地にもなっている。
写真手前左端の真新しいフェンスも
シリャル製である。写真右はるか遠方に、アレキパの市街地がかすかに見えてきた。長旅ご苦労様でした。
2011年9月13日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-16 17 42.21, -71 38 5.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 131° |
PanoraGeo-No.338
![]() |
直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 13/13 ⇒HOME |