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ユニークな山と丘 熱帯の地学(2) 11 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ペルナンブコ州南東部、大西洋沿岸には、この写真のような、頂の円い
小さな丘が無数集まった丘陵地がひろがっている。かつては大西洋森林という熱帯林に覆われていた
丘陵地のほとんどが、今ではサトウキビ畑になっている。うす緑のところはサトウキビが植わっている畑、
茶色い部分はサトウキビ収穫済みの畑である。丘の等高線に沿うような農道が多数走り、
奇妙なパターンを呈している。小さな丘は地上で見るとオレンジを半分に切って伏せたような
形に見えるのでハーフオレンジとよばれる地形である。岩石が地下深くまで風化してできた物質
(サプロライト)でできているので、サプロライト丘(サプロライトヒル)ともいう。
このようなハーフオレンジが集まった丘陵地を、現地の地理研究者は「丘の海」を意味するポルトガル語で
マールデモロス( Mar de morros)とよんでいる。
1999年12月16日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 23 14.08, -35 3 45.72 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 179° |
PanoraGeo-No.513 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 11/21 ⇒NEXT |