Sugar cane fields in a hilly area randum


ユニークな山と丘
熱帯の地学(2)
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ブラジル北東部海岸の丘陵地にひろがるサトウキビ畑
Sugar cane fields in a hilly area on the northeastern coast of Brazil

ペルナンブコ州南東部、大西洋沿岸には、この写真のような、頂の円い 小さな丘が無数集まった丘陵地がひろがっている。かつては大西洋森林という熱帯林に覆われていた 丘陵地のほとんどが、今ではサトウキビ畑になっている。うす緑のところはサトウキビが植わっている畑、 茶色い部分はサトウキビ収穫済みの畑である。丘の等高線に沿うような農道が多数走り、 奇妙なパターンを呈している。小さな丘は地上で見るとオレンジを半分に切って伏せたような 形に見えるのでハーフオレンジとよばれる地形である。岩石が地下深くまで風化してできた物質 (サプロライト)でできているので、サプロライト丘(サプロライトヒル)ともいう。 このようなハーフオレンジが集まった丘陵地を、現地の地理研究者は「丘の海」を意味するポルトガル語で マールデモロスMar de morros)とよんでいる。
1999年12月16日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-8 23 14.08, -35 3 45.72 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 179°
PanoraGeo-No.513     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 11/21 ⇒NEXT