![]() |
randum
![]() ![]() ![]() 熱帯の地学(1) 15 <熱帯の土壌> BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
東アフリカのタンザニアの法定上の首都ドドマの郊外で見られた熱帯黒色土である。
おもに雨が降ると水たまりになるような窪地に分布していた。
インドのデカン高原、オーストラリア、東アフリカなど、熱帯や亜熱帯の、とくに雨季と乾季が顕著な
地域に分布する土で、土壌学で、古くはグルムソル(Grumusol)、最近では
バーティソル(Vertisol)とよばれるものである。膨潤性が高い粘土鉱物に富むため、湿ると膨れて盛り上がり、
乾くとこの写真のように深い割れ目が一面に生じる。比較的肥沃で、デカン高原などでは
綿花の栽培に適しているので、コットンブラックソイル(黒色綿花土‐黒綿土)ともよばれる。一方、
乾くと硬くなって耕作が困難、湿ると器具や履物にベタベタとへばりつくという扱いにくい土である。
1990年12月11日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-5 47 31.57, +35 45 49.72 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り - |
PanoraGeo-No.519
![]() |
直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 15/18 ⇒NEXT |