Tropical mountain forest covering steep valley slopes randum

アマゾンとアンデスを
結ぶ 大洋間横断道路
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急な谷斜面を覆う熱帯山地林

Tropical mountain forest covering steep valley slopes

 アンデス登り口の町キンセミルから35㎞、標高は 1400m あまり、 大洋間横断道路は狭いV字谷の底を流れるアラサ川に沿って上って行く。谷底から見上げた急な 谷斜面は密な森林に覆われている。 これはペルーの8つの自然地域(高度帯) における河川ユンガ帯(Yunga fluvial、標高 1500mから 2500m)の景観である。
 アンデス山脈では、標高 2500m くらいのまでの中下腹部で川の侵食作用がもっとも激しく、 峡谷や狭いV字谷が多い。それより高所では、下流から進んで来る侵食がまだ届いていないため、 古い時代の穏やかな地形が残っている。この峡谷や狭い谷の多い地帯が「熱い谷間」 という意味をもつユンガ帯である。しかし、同じユンガ帯でも、アンデス山脈の西側と東側では 様子が異なる。西側の海岸ユンガ帯(Yunga maritima)は乾燥した気候で 疎林が主体であるが、東側の河川ユンガ帯は多雨で密な森林である。
 この森林は熱帯山地林の上部を占める雲霧林である。アマゾンから吹き付ける気流がアンデスに 当たって生ずる霧に閉ざされることが多い。この写真を撮影した9月は雨の少ない季節であるが、 岩壁に懸かる小滝は涸れることがない。
2011年9月10日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-13 27 22.19, -70 53 53.06 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 113°
PanoraGeo-No.597     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 14/24 ⇒NEXT