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![]() ![]() ![]() 裾野も楽しい筑波山 11 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
椎尾山薬王院は筑波山西麓の標高 180 m 付近にあり、奈良時代末の延暦元年(782 年)に、
地元関城町出身の高僧、最仙上人によって開基されたとされる寺である。写真右上に一部が見える三重塔は
この寺のシンボル的存在で、茨城県指定文化財になっている。成田山新勝寺の三重塔(国指定文化財)と同じ
棟梁による同じ形式技法の建造物で、新勝寺のものより7年前の宝永元年(1704 年)に完成している。 薬王院境内や裏山斜面の 2.6 ヘクタールは、スダジイをはじめとした豊かな樹林がひろがり、 「椎尾山薬王院の樹叢(じゅそう)」として桜川市の天然記念物になっている。 また、茨城県の天然記念物「椎尾山薬王院のスダジイ樹叢」にも指定されている (参照:スダジイ開花期に撮影された椎尾山の衛星写真)。 スダジイは、温暖な気候を好む常緑広葉樹で、日本では新潟県や福島県を北限として分布する。 筑波山周囲の平野は放射冷却によって冬季にかなり寒冷になるのでスダジイの群落は少ないが、 筑波山山麓の標高 200~300 m には、平野より冬の最低気温が3~4℃高い斜面温暖帯が出現するため、 スダジイの大規模な群落が成立しうる (参照:筑波山における斜面温暖帯)。 2002年5月11日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 14 7.46, +140 4 36.26 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 306° |
PanoraGeo-No.635
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