Katakuri community randum


裾野も楽しい筑波山
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筑波山北側中腹のカタクリ群落

Katakuri (Erythronium japonicum) community in the middle of the north side of Mt.Tsukuba

 つくば道を「古道」という人が少なくないが、この道は江戸時代、徳川家光が筑波山中禅寺の 普請のためにつくったもので、さほど古いものではない。筑波山には少なくとも万葉の時代(奈良時代)あるいは それ以前からの古道がある。東方の石岡方面からの府中街道が有名であるが、北西麓の真壁町方面からの 羽鳥道(真壁道)もそのような古道である( 真壁市街郊外の羽鳥道登山口)。現在の古道は、旧ユースホステルまで続くつづら折りの舗装道路で ズタズタになっているが、北麓緩斜面の上を、山頂部の御幸ヶ原に向かって続いている。
 標高 500m 付近でこの道から東に分岐する林道を 1㎞ ほど行ったところに、桜川市営の筑波高原キャンプ場がある。 このキャンプ場内とその周辺、標高 700m くらいまでの一帯がカタクリの群生地である。キャンプ場のコナラなどの 落葉樹の日差しの良い林床の落ち葉を分け、無数のカタクリの花が顔を出している。筑波山には、御幸ヶ原にも カタクリの里とよばれる2ヘクタールほどの群生地があるが、このキャンプ場周辺の群生地は、さらに規模が大きく、 おそらく10ヘクタールは優に超す範囲にひろがっている。花期は3月下旬から4月中旬まで。
2014年4月8日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+36 14 3.96, +140 6 28.74 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り -°
PanoraGeo-No.639     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 15/26 ⇒NEXT