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![]() ![]() ![]() フェルナンド デ ノローニャ島 14 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
大礫(コブル)とは地学における砂礫の粒径区分で、直径が 64㎜ から 256㎜ までの礫を指す。
アタライア湾の奥にあるビーチの波打ち際は、この写真のような大礫サイズの礫を主とした礫浜である。
ところどころに背後の崖から落ちてきた角張った白い岩塊(おそらく凝灰岩)も見えるが、丸く黒い大礫が圧倒的に多い。
この黒い礫は、フェルナンドデノローニャ島第二期の火山活動で流出したアンカラトライト溶岩である。
地質図を見ればわかるが、この種の岩石は湾の奥にはなく、
湾の東岸だけにある。とくに岬付近にはアンカラトライト溶岩の岸壁が連なっており、
そこから崩れた岩塊が波打ち際にまで落ちてたまっている。
このような岩塊が荒波によって湾の奥に運ばれてきたのがこの写真の黒い大礫である。
もともとは大きく角張った岩塊も、運ばれてくる間に割れたり擦り磨かれたりして、
このようなサイズのつやつやした円礫になる。
参考:アタライア湾における礫浜の形成。
2007年3月31日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 51 25.19, -32 24 32.38 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 197° |
PanoraGeo-No.692
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