41. アマゾンとアンデスを結ぶ
大洋間横断道路

Interoceanic Highway

大洋間横断道路(インテロセアニカ道路)

Interoceanic Highway (Carretera Interoceánica)


 テーマ 41

アマゾンとアンデスを
結ぶ 大洋間横断道路

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 最近までアマゾンとアンデスを結ぶ自動車道は存在しなかったが、2006 年にブラジル・ペルー国境の橋が完成、2011 年にプエルトマルドナド市でマドレ デ ディオス川を渡るコンチネンタル橋が完成し、大洋間横断道路が実質的に開通した。 「大洋間」は、もちろん、大西洋と太平洋の間という意味である。なお、この道路がペルーなどでは南大洋間横断道路(Interoceánica Sul)と呼ばれることがあるが、これは、このほかに、ブラジル西端のクルゼイロドスールとペルーのプカルパを結びリマ港に至る中央大洋間横断道路などの計画があるためである。
 ペルー南部の3つの港を起点にした大洋間横断道路の3本のルートは、アンデス山脈を越えたところで1本になる。その後プエルトマルドナドを経由して国境の町イニャパリに至り、国境のアクレ川を渡ったアシスブラジルで既設のブラジル道路網に引き継がれる。 ブラジルでは、リオブランコ、ポルトヴェーリョを経てクイアバまでは上の地図のとおりであるが、そこから先はさまざまなルートで大西洋岸の主要な港に行け、どれが正式の大洋間横断道路なのかわからない。上の地図では大西洋岸の港までの最短距離ルート(国道 364 号線ルート)を便宜的に示した。 マトグロッソ州の大豆など、ブラジル内陸部の産物をペルーの太平洋沿岸諸港へ輸送する経路としての活用が期待されたが、少なくとも現在のところ、ペルーの港から輸出されるブラジルの産物はほとんどなく、期待とは程遠い状態である。
 ここでは、この道路の核心部であるブラジルのリオブランコとペルーのクスコの間のバスの旅でみられる景観を紹介する。(参照:大洋間横断道路クスコルートの詳細図

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