Remains of Madeira-Mamoré Railway in Abunã

アブナン駅のマデイラ・マモレ鉄道遺物

Remains of Madeira-Mamoré Railway in Abunã

randum


 テーマ 9

マデイラ・マモレ鉄道
13

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

 アブナンは、マデイラ川が北向きから東向きに大きく向きを変える地点の右岸にある人口 600 人あまり(2010 年)の小集落。 天然ゴムの重要な集散地のため、若干遠回りになるにもかかわらず、ここにアブナン駅が設置された。 ポルトヴェーリョ駅からの距離は 219.1㎞。大きな操車場があり、両ターミナル駅と並んでもっとも重要な駅であった。 この集落近くのマデイラ川対岸でアブナン川(スペイン語ではアブナ川)が合流する。 この川はおもにブラジルとボリビアの国境を流れているが、アクレ州がブラジルに割譲される以前は大部分がボリビア領内にあり、その沿岸はボリビアの主要なゴム産地であった。
 アブナン駅構内の広い操車場は、現在、マデイラ・マモレ鉄道の様々な遺物が残る公園になっている。写真手前に見られるクレーン車のほか、左遠方には蒸気機関車、倉庫(車両整備工場?)、背の高い信号扱所(信号所)の建物などが見える。 その手前には、ジラウ駅(11ページ)で見られたのと同じ造りの職員住宅が数軒並んでいる。
 この鉄道の代わりとなった国道 364 号もこの公園を縦貫している。

2007年3月19日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-9 41 56.08, -65 22 12.10 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 158°

PanoraGeo-No.151   🔍拡大

直前のページに戻る   BACK⏎  このテーマ 13/19  ⇒NEXT