マデイラ・マモレ鉄道ジラウ駅跡Remains of Jirau Station of Madeira-Mamoré Railway |
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ポルトヴェーリョから 132.4km にあったマデイラ・マモレ鉄道ジラウ駅では、線路や駅舎は撤去され、数軒の従業員住宅と蒸気機関車への給水タンクが残るのみである。
この付近のマデイラ川にはジラウの滝(Salto do Jirau)があった。
マデイラ・マモレ鉄道沿いのマデイラ川早瀬群の中では最も規模が大きく、他は早瀬(カショレイラ Cachoreira)と呼ばれるのに対し、ここだけは滝(サルト Salto)である。
この滝の下流 12㎞ にある小さな早瀬をダムサイトとして、ジラウ水力発電所が建設された。
高水期には 361.6 平方 km に広がるこのダムの貯水池にジラウの滝は水没した。
ジラウ水力発電所は、75 MW 発電機 50 基、最大出力 3750MW というブラジル第4位の出力をもつ大規模発電所で、2009 年着工、2013年一部稼働開始で、2016年に完成した。
ジラウ駅付近はこの発電所から 18㎞、直近のマデイラ川からは7 ㎞ 離れた台地上にあるので、景観は発電所建設前のこの写真(2007 年撮影)とあまり変わっていない。
2007年3月18日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-9 25 42.33, -64 41 58.82 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 197°
PanoraGeo-No.150 🔍拡大