牛の放牧が盛んな氾濫原の大規模牧場Cattle grasing in the large-scale pasture on flood plains |
randum
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20世紀中ごろを中心に、アマゾン中流部の氾濫原ではジュート(黄麻)の栽培が盛んであった。しかし現在の氾濫原にはジュート畑はほとんど見られず、牛の牧場になっているところが多い。 氾濫原の牧場は土壌が肥沃で牧草が良く育つため、1ヘクタール当たり 10 頭もの牛を飼うことができる。ふつう1ヘクタールあたり1頭しか飼えないという台地(テラフィルメ)と比べると雲泥の差である。 ただ、氾濫原の牧場の欠点は、川の水位が高まって浸水してしまうと放牧できなくなることである。 そのような期間は家畜を台地の牧場に移して飼い、水位が下がると連れ戻すというアマゾン式移牧を行う必要がある。 写真は、8月初旬、水がひきはじめ、牛が台地から戻ってきた氾濫原の牧場である。
2002年8月7日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 7 5.95, -57 52 49.89 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 288°
PanoraGeo-No.177 🔍拡大