アマゾン中流部氾濫原での水牛の放牧Water buffalo grazing on the flood plain of middle Amazon |
randum
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水牛は 19 世紀後半にブラジルに移入された。アマゾン川河口部のマラジョー島が水牛の中心的飼育地域であるが、20 世紀半ば以降、アマゾン中流部の氾濫原でも飼育されるようになり、現在増加中である。
湿地の多い氾濫原は牛より水牛に適した環境といえる。また、ふつうの牛より乳の量が多く脂肪分が高いこと、成長が速いこと、飼料の幅が広いことなどが水牛の長所である。
なお、水牛の肉と牛肉の違いを見分けることは素人には難しいという。
かつては浮草原(うきくさはら、floating meadow)があったであろうこの写真のような川辺の浅瀬は、餌場としても水浴び場としても水牛が好む場所である。
しかし、同時に、そのような浮草原は稚魚などの成育場所としても貴重であり、水牛の蹂躙によってそのようなところが失われるのは深刻な環境問題である。
2002年8月12日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 33 33.50, -56 32 18.21 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 165°
PanoraGeo-No.178 🔍拡大