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ボリビア・アンデス鉄道 9 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
手前の建てかけの家のような日干し煉瓦の建物が目立つパタカマヤという小都市、
標高 3800m、氷河時代のミンチン湖の底だった地帯を過ぎ、
少しずつ高度が上がりはじめた。ただ、東コルディレラ山脈から流れ出る川の扇状地の扇端
なので地形は依然として平坦である。アルティプラノは北ほど高く、ラパスの郊外都市
エルアルトが乗る扇状地の扇頂部などは 4200m を若干超えている。アルティプラノは湖底や
扇状地のような平坦な地形のところばかりではなく、写真遠方に見えるようななだらかな丘陵地も広い。
そしてその向こうに見える白いピークが、ボリビアの最高峰サハマ山(6542m)である。撮影地点から
の距離は約 140㎞、これがこの付近のアルティプラノの幅でもある。サハマ山は、アルティプラノの
西を限る西コルディレラ山脈を構成する火山であるが、最後の噴火が 68 万年前といわれる古い火山
である。ボリビアの西コルディレラ山脈には、
このほか、チリとの国境にある活動的なパリナコータ山(6342m)をはじめ多数の火山がある。
1986年8月24日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-17 21 22.31, -67 51 12.87 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 236° |
PanoraGeo-No.269 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 9/13 ⇒NEXT |