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ボリビア・アンデス鉄道 10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
太平洋岸のアリカ港(チリ)への鉄道とチチカカ湖畔のグァキへの鉄道が分岐する
鉄道結節点ビアチャを出ると、終点ラパスまでわずかである。「これから素晴らしい景色が
見られるよ」と言って、運転手がカメラマンを運転室に招いてくれた。何たる幸せ!
「素晴らしい景色」の一つがこの写真。イチューグラスに覆われた
平坦なアルティプラノの草原を行く整備された鉄路の向こうにはレアル山脈の白峰がそびえている。
ラパスの市街はこれらの山の麓にあるが、アルティプラノを切り込んだ谷の中にあるためここからは
見えない。右手の山がイリマニ山(6402m*)、正面から左手にかけてみえる頂の平らな山が
ムルラタ山(5868m*)である。東コルディレラ山脈の一部であるが、ラパス市近くにあるこれらの
高峰が集まった一帯をレアル山脈という。 *さまざまな標高が報告されているが、ボリビア政府発行5万分の1地形図の記載に従った。 1:50000地形図PALCA図幅(3044KB、イリマニ山、ムルラタ山を含む地形図) 1986年8月24日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-16 38 32.52, -68 16 43.08 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 77° |
PanoraGeo-No.270 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 10/13 ⇒NEXT |