Nevados Huayna Potosi and Chacaltaya in Cordirella Real

レアル山脈のワイナポトシ山とチャカルタヤ山

Nevados Huayna Potosi and Chacaltaya in Cordirella Real

randum


 テーマ 15

ボリビア・アンデス鉄道
12

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列車はやや左にカーブを切った。正面にはワイナポトシ山(左、6088m)の尖った峰とチャカルタヤ山(右、5395m)の幅広い山体が並ぶ。 チャカルタヤ山の麓から手前に延びる緩斜面(扇状地)の端に、白く雪をかぶった崖がわずかに見えるが、これはアルティプラノに切り込んだラパス川(チョケアパ川ともいう)谷頭部の崖で、ラパスの市街はこの崖の下に広がっている。

鉄道沿線は依然としてイチューグラスの草原であるが、ところどころに人家が見えるようになり、エルアルトの市街が近いことが感じられる。 この写真撮影当時はラパス市の一部であったエルアルトは、半年後の 1987 年3月に独立してエルアルト市となった。 ラパスのベッドタウンまたは空気が薄いことで有名なラパス空港がある地区でしかなかったエルアルトは、その後、産業都市として急発展し、2024 年国勢調査人口*1)は 88.5 万、本家のラパス(75.6 万)を抜いてボリビア第二の都市になった(人口第一位の都市はサンタクルスデラシエラ、160.7万)。 Google Street に切り替えてこの付近の現在の状態を見れば、この都市の急成長ぶりが実感できる。

*1) UNITEL BOLIVIA(August 29, 2024):Censo: Conoce los datos de población de todos los municipios en los 9 departamentos de Bolivia(June 03, 2025閲覧)による。

1986年8月24日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):-16 32 53.29, -68 10 33.54 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 11°

PanoraGeo-No.272   拡大

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