ビルカノータ川沿岸の斜面畑Hillside fields along the Vilcanota River |
randum
テーマ 21 ペルーレイル5 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
クスコから 100 ㎞ ほど南東、ビルカノータ川沿岸のコンバパタという小都市の郊外の景観で、右端の山の麓をペルーレイルの線路が通っている。 この付近の谷底の標高は 3450m、左端にみえる、頂に鉄塔が立つ山の標高が約 4000mである。 ペルーの地理学者ビダルによるペルーの8つの自然地域(高度帯)では、標高 3500mから 4000~4100mをスーニ(Suni)帯というが、これはほぼそれにあたる景観である。 スーニ帯の植生はおもに背の低い灌木林であるが、この写真の山の斜面のように畑になっているところが多い。 スーニ帯より一つ下の高度帯であるケチュア帯は、常春の気候に恵まれ、小麦やトウモロコシをはじめ、多くの作物ができるのに対し、スーニ帯に入ると、かなり低温になるため、栽培できる作物は馬鈴薯(じゃがいも)やソラマメのような寒さに強いものに限られてくる。
2011年9月12日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-14 4 45.26, -71 26 15.99 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 222°
PanoraGeo-No.339 🔍拡大