氾濫原の巨大高木、スマウーマSumauma, a giant tree on flood plains |
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栄養に富む氾濫原に生える氾濫原林(ヴァルゼア林)は樹種も豊富な豊かな森林である。 その中でもとくに目立つのは、樹高 60~70m にも達するスマウーマの木である。氾濫原のような湿った土地に生える熱帯樹に特有の、大きな板根(ばんこん)をもっている。 バオバブをはじめ、熱帯の大木の多くを含むパンヤ科の落葉高木で、東南アジアではカポックともいう。 実の中には軽く耐水性がある綿のような繊維が詰まっており、クッションや浮き輪の詰め物などに利用される。 このほか、種から料理用や薬用の油がとれ、葉や根からは各種の病気に効く薬がとれるなどの有用樹なので、森林が伐採され牧場化された土地でも、写真のように残されていることが多い。
2002年7月31日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-3 10 51.90, -59 56 6.12 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 300°
PanoraGeo-No.342 🔍拡大