濁り水に浸った氾濫原林(ヴァルゼア林)Inandated forest with muddy water (Várzea forest) |
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現在のアマゾン川中流部の氾濫原(ヴァルゼア)は広く牧場化・耕地化されてしまったが、かつての氾濫原は、自然堤防の高まり(高ヴァルゼア)はもちろん、年間数ヶ月浸水する低い部分(低ヴァルゼア)も、このような森林に覆われていた。 浸水林には、栄養に乏しい澄んだ水や「黒い水」に浸ったイガポー林もあるが、この写真は、栄養に富む濁り水に浸った氾濫原林(ヴァルゼア林)である。 浸水している季節には、林内は魚の格好の住処となる。浸水時に、水面に落ちてくる木の実をおもな食糧にして栄養をつけ、水が引いて川や湖に戻ると、何も食べず、いわば冬眠状態で過ごす果食魚というタイプの魚もいる。 アマゾンの森林で最初に激しく破壊されたのはこのような氾濫原林である。船によるアクセスが便利で、また水に浮かすなどして搬出が容易なためである。
2004年8月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-2 39 27.39, -57 12 36.83 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り -°
PanoraGeo-No.52 🔍拡大