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アルゼンチンの砂漠 19 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
南アメリカの安定陸塊で、古い岩石からなり標高が比較的高い地域には、ギアナ高地、
ブラジル高原、パタゴニア台地の三つがあり、それぞれの地形を反映して、「高地」、「高原」、
「台地」と呼び分けられている。パタゴニアが「台地」とされるのは、この写真のような台地が広く分布する
ためである。台地とは、水平に横たわる地層から構成され、平坦な頂と急峻の崖からなる台状または
階段状の地形である。写真はアルゼンチンのネグロ川支流リマイ川の中流部で西方(アンデス方向)
をに向いて撮影したもので、中景にはこの付近にひろがる標高700m前後の台地が、その遠方の
スカイラインにはアンデスの山麓から続く標高約1000mの台地が連なっている。
近景の低地は東方(撮影地点の背後)にひろがる500m前後の台地につながる。このように、
パタゴニア台地はアンデス山麓から大西洋に向かって、いくつもの段をなして低下して行くところが多い。
2005年3月20日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-39 58 56.58, -70 2 35.57 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 276° |
PanoraGeo-No.444 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 19/21 ⇒NEXT |