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アルゼンチンの砂漠 21 BACK⏎ ⇒HOME 直前のページに戻る バリローチェの気温と降水量1) |
アルゼンチンパタゴニア地方ネウケン州西部のアンデス山脈東麓に広がる
草原で、豊かな牧草に恵まれた牧場がひろがっている。遠方にはチリとの国境に積雪を戴いてそびえる
ラニン火山が見える。南緯40度のこの地域は、アルゼンチンの生態地域区分
では、パタゴニア砂漠(ステップ)に含まれているが、降水量が若干多いため、ケッペンの気候区分では、
乾燥気候(B気候)ではなく、温帯気候(C気候)に属する地中海性気候(Cs)である。
チリ中部の地中海性気候はよく知られているが、アルゼンチンのパタゴニアにもそれがかなり広く分布する
ことはあまり知られていない。その範囲は、南緯37度から44度あたりまでのアンデス東斜面から
山麓にかけてで、州で言うと、ネウケンおよびリオネグロ両州の西部とチュブ州北西部である
(南アメリカのケッペン気候図参照)。
この地域の代表都市サンカルロスデバリローチェの気候表を右に示す。この地域における夏(12、1、2月)の
乾燥は、南下してきた中緯度高気圧の影響によるもので、チリ中部のばあいと同じである。
1) 気象庁資料平年値(1991-2020年) 2005年3月18日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-40 4 35.65, -71 6 50.95 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 317° |
PanoraGeo-No.446 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 21/21 ⇒HOME |