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小貝川母子島遊水地 8 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
筑波山を背景に、母子島(はこじま)遊水地の越流堤の内側(川裏=小貝川と反対側)に近づいてみた写真である。
大増水時の川の水が遊水地に流れ込む越流堤は、越流する水の力に耐えるように頑丈につくられている。
ふつうの堤防は、川の水が溢れて乗り越える状況になった場合、いとも簡単に削られて破堤しやすいことは、2019 年 10 月台風 19 号の豪雨の際に千曲川など多くの川で起きた通りである。
日本のおもな遊水地の越流堤はアスファルトやコンクリートで補強されているが、母子島遊水地のものはかごマット工法というユニークな造り方を採用している。
川の工事などには、金網や竹を編んだ籠に大きな石をたくさん詰めた蛇籠(じゃかご)が従来から使われてきたが、かごマットは、これを改良し、マット状にした金網蛇籠である。
鎧で身を固めたような厳しい容姿が印象的である。
2019年10月13日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):+36 15 55.63, +139 59 40.97 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 114° |
PanoraGeo-No.454 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 8/18 ⇒NEXT |