Overflow Bank of the Hakojima-Yusuichi Retarding Basin during flood time randum


小貝川母子島遊水地
11

BACK⏎ ⇒NEXT

直前のページに戻る

洪水時の母子島遊水地越流堤

Overflow Bank of Hakojima-Yusuichi Retarding Basin during flood time

2019 年 10 月の台風 19 号直後の母子島遊水地越流堤の状況である。 雨台風として千曲川など関東甲信越各地で水害をもたらしたこの台風の中心は、12 日 22 時半前後に、この付近を通過した。 写真右が、この台風の豪雨で増水し、高水敷まで水に浸った小貝川の水面である。 左側の越流堤のふもとにある水面は、越流水の勢いを削ぐためにつくられたプールである。 ここにたまっている水は小貝川の越流水ではなく、越流堤の内側(川と反対側の川裏)に降った雨水である。 1991 年の完成以降、この越流堤を越えて小貝川の水が遊水地に流入したことはないが、この台風でも辛うじて越流は起こらなかった。 この写真は、小貝川の水位が最も高くなった 13 日朝7時ごろから6時間ほどたち、水位が最高から60cmほど下がった時のものである。 越流堤の小貝川側(川表<かわおもて>)の斜面を見ると、水面に接して赤く錆びた蛇籠を覆う白い物質がある。これは増水した小貝川を流れて来てたまった枯れ草である。 その一番高いところまで水位が上がったわけで、あと 20㎝ ほど増水すれば越流が始まるというギリギリの状態だったことがわかる。 この台風における小貝川の水位変化に関する資料は こちらを参照されたい。
2019年10月13日撮影  カメラの位置 (緯度,経度):+36 15 44.41, +139 59 42.29 (Google Map)  撮影方向:北から時計回り 3°
PanoraGeo-No.455     直前のページに戻る     BACK⏎ このテーマ 11/18 ⇒NEXT