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ピアウイ州と セラダカピバラ国立公園 5 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
ピアウイ州セッテシダーデス国立公園(七つの都市国立公園)のさまざまな形をした奇岩のなかで、
もっとも人気があるのが「第六の都市」にあるこの「亀の岩」である。亀の背のように丸まった岩の表面は
亀の甲のような多角形の(ポリゴン)模様で敷き詰められている。一見したところ、玄武岩層に見られる柱状節理の
ようであるが、この岩石は玄武岩や溶結凝灰岩のような火山性のものではなく、古生代デボン紀の河川堆積物が
硬く固結した砂岩である。六角形のまさに亀甲(きっこう)形のものが多い模様の一辺は20~30㎝で、
10㎝くらい掘れ込んでいる。岩の側面の模様の方が大きく頂部のものは小さい。岩盤の収縮によって生じた
多角形の節理が、風化侵食を受けてできたという説があるが、砂岩でそのようなことが起こるのか?不思議である。
同様な模様をもった岩は、この国立公園のほかの部分でも散見される。 参考:Favera, J.C.D.(2002):Parque Nacional de Sete Cidades, PI. in Sitíos Geológicos e Paleontológicos do Brasil. Vol.1, p.335-342. (http://sigep.cprm.gov.br/sitio025/sitio025.htm) 1994年7月20日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-4 5 51.98, -41 42 5.24 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 243° |
PanoraGeo-No.465 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 5/15 ⇒NEXT |