![]() 乾季のカーチンガの牧場Caatinga ranch in the dry season |
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![]() ![]() ![]() テーマ 33 ピアウイ州の世界遺産セラダカピバラ 6 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
セラダカピバラ国立公園などがあるピアウイ州南東部には、カーチンガとよばれる植生が卓越している。 カーチンガはブラジル北東部地方(ノルデステ)の内陸の熱帯半乾燥気候(ケッペンの BSh 気候)の下に生える有刺灌木林(トゲ林)のことである。 写真遠方の斜面にみえる落葉して灰色っぽい植生が、先住民の言葉で「白い林」を意味するカーチンガである。
カーチンガ地域のおもな土地利用は粗放的な牧畜である。 牧草を植えるでもなく、カーチンガの灌木を刈り払っただけの裸地の牧場に、牛が放牧されている。 乾季で餌に乏しい牧場の牛の親子の痩せこけた姿が、このような粗放的な牧畜を主な産業とするピアウイ州の貧しさを象徴している。
2011年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 51 26.11, -41 55 37.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 199°
PanoraGeo-No.466
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