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ピアウイ州と セラダカピバラ国立公園 6 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
セラダカピバラ国立公園などがあるピアウイ州南東部には、カーチンガとよばれる植生が
卓越している。カーチンガはブラジル北東部地方(ノルデステ)の内陸の熱帯半乾燥気候
(ケッペンのBSh気候)の下に生える有刺灌木林(トゲ林)のことである。その地域のおもな土地利用は
粗放的な牧畜である。牧草を植えるでもなく、カーチンガの灌木を刈り払っただけの裸地の牧場に、
牛が放牧されている。乾季で餌に乏しい牧場の牛の親子の痩せこけた姿が、このような粗放的な牧畜を
主な産業とするピアウイ州の貧しさを象徴している。遠方の斜面にみえる落葉して灰色っぽい植生が、
先住民の言葉で「白い林」を意味するカーチンガである。
2011年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-7 51 26.11, -41 55 37.90 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 199° |
PanoraGeo-No.466 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 6/15 ⇒NEXT |