![]() カピバラ山地のケスタ崖Cuesta scarp of the Capivara Mountain (Serra da Capivara) |
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ピアウイ州の南東部を南西-北東に走る山地をボンジェズスドグルゲイア山地というが、その東北部でカピバラ山地(現地名:セラダカピバラ)とよばれる部分がこの写真で、世界文化遺産のセラダカピバラ国立公園はここにある。 古生代の地層からなるこの山地は、地質的にはパルナイーバ堆積盆地の南東縁であり、地形的には緩く北西に傾く地層がつくるケスタ崖(階崖)である。
パルナイーバ堆積盆地は、古生代から中生代にかけて、ブラジル楯状地の一部が沈降し、そこに土砂や礫が堆積したが、その後静かに(激しい褶曲運動などなしに)隆起した結果、現在ではほぼ水平ないし緩く傾斜した地層からなる台地になっている。 すなわち、小規模ではあるが典型的な卓状地である。 これに対して、ケスタ崖の下(写真の手前)の平地は、サンフランシスコ川沿岸にひろがる侵食平野で、先カンブリア時代の古い岩石からなる楯状地である。
谷筋などには若干緑が見えるが、山麓から山地にかけて、一面、落葉したカーチンガ(有刺灌木林)がひろがっている。
2011年9月3日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 48 58.44, -42 30 14.51 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 341°
PanoraGeo-No.468
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