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ピアウイ州と セラダカピバラ国立公園 9 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
セラダカピバラ国立公園は、世界最多ともいわれる岩絵をはじめとする先史人類の
遺跡の存在が、登録基準ⅲの「文明の証拠」に当てはまるとされて世界文化遺産になったが、
その自然景観にも見るべきものが少なくない。観光的にもっとも人気のあるのはこの写真の
「ペドラフラーダ(穴あき岩)の凱旋門」である。
接近して並走する2本の節理沿いにできた峡谷の間の尾根が両側から侵食され後退し、薄くなり、ついに穴が
空いてしまったというもの。パルナイーバ堆積盆地の最下位にある古生代シルル紀のセラグランデ層
砂岩からできている。アメリカ大陸の人類史を書き換えるかもしれない重要遺跡
ボケロン・ダ・ペドラ・フラーダ岩陰遺跡の「ペドラ・フラーダ」とは、この穴あき(Furada)岩(Pedra)の
ことである。セラダカピバラ国立公園には1354の遺跡があるが、そのうち204が一般公開され、
17は体の不自由な人でも見学可能なように整備されている1)。 1) FUMDHAM-Fundação Museu do Homem Americano (アメリカ人類博物館財団) 公式HP: http://fumdham.org.br/ (迫力ある画像と最新の正確な情報が閲覧できる--少し重いのが難点--。 また、ポルトガル語のみ) 2011年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 50 2.82, -42 33 13.39 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 51° |
PanoraGeo-No.469 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 9/15 ⇒NEXT |