randum
ピアウイ州と セラダカピバラ国立公園 10 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る 古生代シルル紀の礫岩層 |
カピバラ山地のケスタ崖を流れ下るいくつかの小河川は、崖を削り込んで、
長さ2~3㎞の小さな谷をつくっている。
写真のバイシャン・ダ・ペドラ・フラーダ(Baixão da Pedra Furada)とよばれる谷はそのような谷の
ひとつである。幅100m前後の平らな谷底は灌木林(カーチンガ)で覆われ、垂直な谷壁には地層が
むき出しになっている。
比高100mあまりあるこの谷壁は、下の方が褐色の砂岩層、上の方は白い礫岩層(右の写真)からなっている。
いずれも古生代シルル紀(4.2億~4.4億年前)に周氷河環境のもとに形成された融氷河流堆積物など
で、パルナイーバ堆積盆地の最下位の地層(セラグランデ層群イプー層)である。
このような谷の垂直な谷壁に多数の岩絵が残され、その麓からは石器、人骨、たき火跡などが出土し、
このような谷が先史人類のおもな生活の舞台であったことを示している。
2011年9月2日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-8 49 47.26, -42 33 12.14 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 191° |
PanoraGeo-No.470 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 10/15 ⇒NEXT |