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アタカマ砂漠・ アタカマ高地 11 BACK⏎ ⇒NEXT 直前のページに戻る |
アタカマ州の州都コピアポから東へアンデス山脈に向かい、前山の
ドメイコ山脈に分け入った標高2000m付近。南緯27度前後のアンデス山脈では、
東方のアルゼンチン平原から来る湿った風を受ける東斜面はかなり雨が降り緑が濃いが、
西斜面のドメイコ山脈は、アタカマ砂漠の続きで降水量がきわめて少ない。
伏流水のある谷底には若干の植生がみられるものの、斜面には全く植生がない。
昼と夜の気温の大きな変化や時折降る雨による急激な水分変化などによって
岩盤が砕かれて(機械的風化作用)できた砂が、崩れ積もったスムーズな斜面の
角度は約30度。乾燥した砂などの粉体が落下、堆積したときにできる斜面の角度である
安息角にほぼ一致している。中生代の堆積岩の色の違う岩石が分解してできた砂の斜面は、
濃淡、絶妙のグラデーションを見せている。
2003年8月30日撮影 カメラの位置 (緯度,経度):-27 9 40.50, -69 38 49.17 (Google Map) 撮影方向:北から時計回り 126° |
PanoraGeo-No.46 | 直前のページに戻る BACK⏎ このテーマ 11/20 ⇒NEXT |